HOME > 製品案内 > スエヒロン S-25(A) (B)

塗布用酸洗剤

本剤はオーステナイト系ステンレスの酸洗剤です。

・強酸と粉末の2液性ですので、被処理物の形状に適した粘度が自由に調整できます。

・濃、淡が自由に調整可能ですので、タレによるシマ模様が防止できます。また、加水によって処理時間の調整、ガス発生時の調整も可能です。

・使用時は完全なジェル状になるため、塗布が簡単でハケムラが起こりにくいです。

・酸が完全に反応し終わると塗布表面が濃緑色に変色しますので水洗の時期がわかります。

・塩素系が全く入っていませんので、ステンレス表面の腐食はほとんどなく、硝、フッ酸による酸化被膜が生じ、仕上がり表面が非常にきれいです。

・被処理物の状態によって自由に加水調合ができ経済的です。

用途:食品タンク、化学タンク等のステンレス製大型タンク化学機械、染色機械、配管等の部分的洗浄、その他浸漬できないようなステンレス製品の洗浄

包装 S-25(A)◎20Kg 黄色又は灰色ポリエチレン容器 ◎10Kg タフテナー外装ダンボール  S-25(B) ◎5Kg ◎1Kg ビニール袋外装ダンボール
S-25(A)酸液(黄色ポリ)とS-25(B)粉末
全面処理塗布例です
粘度を調節できるのでムラが出にくいです

使用方法

(1) S-25(A)酸液をポリ容器に必要量(目安1m2=1L)取る。

(2) S-25(B)粉末を酸液の量に対し1/3~1/4程度別の容器に取る

3) (2)の粉末を溶ける範囲の少量の水で攪拌して溶く。(冬季お湯)

(4) (1)の酸液を攪拌しながら(3)を徐々に混入すれば任意なジェル状の塗布剤ができ
ます。

・全面処理 エンジンオイル程度 ・部分処理 垂れない程度に固く

(5) 攪拌が足りない場合は後で固くなりますので、混入後5分位放置して再度酸液を足すなどして粘度を調整して下さい。

(6) 混合した塗布剤を熔接部分又は全面に噴霧器、ハケ、ほうき等で塗り残しのないよう均一に塗布して下さい。

(7) 塗布した部分が緑色に変化した時、熔接の二番部分を少しこすって様子を見て下さい。落ちていれば直ちに水洗いしながら軽くタワシ等でブラッシングして下さい。(気温により大幅に反応時間が違います。)

(8) 不動態化膜が形成されるので水洗時キズをつけない様にできるだけワイヤーブラシ等の硬い物でこすらないようにして下さい。



酸液(青容器) 粉末(白容器)この後粉末は少量の水で溶かしておきます
上記の粉末を水で溶かした物を酸液に撹拌しながら少しずつ注入します
とろみがついてくるので全面処理はやわらかめで粉末の水溶液の注入をやめて下さい
部分処理はかたくなるまで粉末の水溶液を注入して下さい

その他特長、使用法

(1) 酸液(S-25(A)と糊剤(S-25B)は任意の割合で混合可能な為、処理表面の状態に最も適した粘度のジェル状で塗布することが可能です。

(2) 酸液と糊剤を混合してジェル状になる時に生じる反応熱は、塗布時にステンレス表面との反応に強力に作用して、相乗効果を生じ処理を高めます。

(3) 上記の相乗効果により比較的濃度のうすい酸でも十分に使用可能となります。また同濃度の一液性処理剤に比べ、処理時間が大幅に短縮されます。

(4) スエヒロンS-25(B)はS-25(A)より酸濃度の高いスエヒロンS-70との混合も可能です。

(5) 冬季時においては(4)の方法にて6ミリ以上の板厚の鋼やSUS316等の耐薬品性の高い鋼でも処理時間の短縮が可能です。

(6) 夏季時において、うすい濃度の酸で処理したい時、最初に固いジェル状を作り、水を足し軟らかくして塗布することも可能です。ただしゼリー状にする時に酸液を水でうすめると糊化しません。必ず完全にジェル状にしてから水を足して下さい。

(7) スエヒロンS-25のジェル状は一定時間(気温により変化)で分解し完全な液状に戻るため廃液処理が非常に簡単です。

(8) スエヒロンS-25は酸液S-25(A)と糊剤S-25(B)を個々に保管する場合、長期間保管しても分解等の経時変化がないため安心です。(冷暗所保管)

(9) スエヒロンS-25(A)は浸漬用としても転用できます。また一度ジェル状にした酸も分解され、液状に戻るため浸漬用として利用できます。

(10) 表面処理後ステンレス表面に発生した鉄サビ、水アカムラ等の汚れは上記の酸液でとることができますので必ずバケツ等のポリ容器に残して下さい。再利用が可能です。
ハケで熔接部分だけ厚く覆っていきます。
反応させます。
水洗いして完了です。
どぶ漬けでも使用できます。
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